暦の計算方法

えんぎ帳の暦は、手で書き写したものではなく、天文計算のプログラムで1日ずつ出したものです。いまは2026年1月1日から2028年12月31日までを計算しています。ここでは、採用した方式と、ほかの資料と照らし合わせた結果をまとめます。

天文計算

太陽と月の位置は、アメリカ航空宇宙局ジェット推進研究所(JPL)の天体暦 DE421 を、計算ライブラリ Skyfield で使って求めています。二十四節気・雑節・新月満月などの時刻は、国立天文台の暦要項(2026年・2027年)の159件と比べて、すべて30秒以内の差でした。時刻は秒を四捨五入した分で表示し、日付は日本時間で決めています。

それぞれの暦注の方式

暦注えんぎ帳の方式
旧暦天保暦の方式。新月の日を1日とし、中気を含む月の番号をその中気で決め、中気のない月を閏月とします
六曜(旧暦の月+旧暦の日)を6で割った余り。閏月は同じ月の番号で数えます
日の干支2026年10月31日=戊寅から、1日ずつ数えます
二十四節気定気法。太陽の視黄経が15度ごとになる瞬間
七十二候立春(315度)から5度ごと。候の名前は国立天文台 暦Wikiの「宝暦暦以降」
一粒万倍日節月(節入りで区切った月)ごとに決まった十二支の日
天赦日季節(立春・立夏・立秋・立冬の節入りで区切る)ごとに決まった干支の日
不成就日旧暦の月ごとに決まった旧暦の日(節月で数える流儀もあります)
鬼宿日二十八宿を1日ずつ割り当て、2026年1月2日=鬼宿から28日ごと
寅の日・巳の日・己巳の日・甲子の日日の十二支・干支で決まります
三隣亡節月ごとに決まった十二支の日(寅・巳・申・亥月は亥の日、卯・午・酉・子月は寅の日、辰・未・戌・丑月は午の日)
九星年は立春、月は節入りで切り替わり、それぞれひとつずつ減ります。日は冬至・夏至にいちばん近い甲子の日で陽遁(増える)と陰遁(減る)を切り替えます
吉方位年の盤・月の盤から、五黄殺・暗剣殺・破・本命殺・本命的殺を除き、本命星と比和・生気・退気の星がある方角。定位対冲は除きません
雑節節分・彼岸・八十八夜などは立春や春分からの日数、入梅・半夏生・土用入りは太陽の視黄経で決めます
月新月・上弦・満月・下弦の瞬間を天文計算で求め、月齢は正午の時点の値です
国民の祝日「国民の祝日に関する法律」にもとづいて出し、振替休日・国民の休日も含めます

検算に使った資料

  • 国立天文台「暦要項」令和8年(2026年)・令和9年(2027年):二十四節気・雑節・新月満月・祝日を全件照合し、すべて一致
  • 内閣府「国民の祝日について」:2026年・2027年の祝日と休日を照合し、すべて一致
  • 暦の専門サイト2つ(ベストカレンダー bestcalendar.jp の月別カレンダー、今月の暦 kongetsu-koyomi.net の年別一覧):2026年11月〜2027年12月の六曜・一粒万倍日・天赦日・寅の日・巳の日・己巳の日・不成就日(426日分)と、2026〜2028年の大安・一粒万倍日・不成就日・天赦日・鬼宿日・甲子の日・己巳の日の年間一覧が、すべて一致
  • 三隣亡:2026年・2027年の日付一覧を、今月の暦(kongetsu-koyomi.net)・吉日カレンダー(hotdoglab.jp)・clndr.jp・東急リバブルのコラムなどと照合し、すべて一致(2028年は照合できる資料がまだ見つかっていません)
  • 九星:日の九星を八雲院の九星気学カレンダー(2026年2月〜2027年2月の毎日)・こよみる・Magic Wands と、年・月の九星を八雲院・こよみる・Magic Wands と照合し、すべて一致(2028年の日の九星の切り替え日は、まだ照合できていません)
  • 吉方位:年の盤・月の盤の五黄殺・暗剣殺・破の位置と本命星ごとの吉凶を、吉方位カレンダー(hotdoglab.jp)と八雲院の盤と照らし合わせ、方式の違いによる差だけであることを確かめています
  • 国立天文台 暦Wiki(雑節・七十二候・二十八宿)、国立国会図書館「日本の暦」

他のサイトの文章は使っていません。照合したのは日付と暦注の名前だけで、説明文はえんぎ帳で書いています。

流派で違いが出る点・まだ確定していない点

  • 一粒万倍日・不成就日:月の区切り方(節月か旧暦の月か)で、暦によって日付が違うことがあります。えんぎ帳は上の表の方式です。
  • 社日:春分・秋分の前後の戊の日が同じ近さになる年(2026年春)は、春分の時刻が午後なので後の戊(3月25日)を採っています。前の戊(3月15日)とする暦もあります。
  • 2028年の春分の日・秋分の日:官報で公表される前なので、天文計算による推定の日付です。公表されたら確かめて直します。
  • 吉方位:流派によって判定が大きく違います。えんぎ帳は定位対冲を除かず、破は8方位の方角全体で除き、月命星・小児殺・方位神・日の盤の吉方位は使っていません。くわしくは吉方位とはをご覧ください。
  • 日の九星(陰遁のころの盤):陰遁の時期に盤を逆に並べる流派もあります。えんぎ帳が出しているのは日の九星の名前だけで、日の盤の吉方位は出していません。
  • 七十二候の読み:本やサイトによって読みが少しずつ違います。
  • 月の名前:十三夜・十六夜などは旧暦の日付で決まる呼び名で、実際の満月の日とは1〜2日ずれることがあります。

「今月の最強えんぎ日」の選び方

月のページの「今月の最強えんぎ日」は、その日に重なる暦を次の点数で足し合わせ、いちばん点の高い日を選んでいます。同じ点の日があるときは、早い日を選びます。点数は、えんぎ帳が暦の重なりをわかりやすく見せるために決めたもので、暦の本に書かれているものではありません。

暦点
天赦日+10
一粒万倍日+5
己巳の日+5
甲子の日+4
大安+4
寅の日+3
巳の日+3
鬼宿日+2
満月+1
新月+1
赤口-1
仏滅-2
不成就日-6

目的別ページの点数と「最強の日」

財布・入籍・引越し・宝くじ・お参り・開業のページでは、目的ごとに決めた点数表で、その日に重なる暦注の点を足し合わせています。吉日と凶日が重なった日は、そのまま足し算にします。巳の日と己巳の日は重ねません。

「最強の日」は、点数の合計がいちばん高い日です。同じ点なら土日祝を先に、それでも同じなら早い日を選びます。不成就日と、その目的で−2点以下の暦注がある日(入籍の寅の日・鬼宿日・仏滅・赤口、引越し・開業の仏滅)は候補から外します。合計が1点に届く日がない月は「目立った吉日がありません」とします。宝くじのジャンボは、発売期間の中の日だけから選び、発売期間が発表されていないときは出しません。

目的ごとの点数表は、それぞれのページの「点数の付け方」に載せています:財布を買う日・入籍日・引越し日・宝くじを買う日・お参りの日・開業・はじめる日。点数は、言い伝えでよく挙がる順の目安としてえんぎ帳が決めたもので、効果の大小ではありません。

買い日えらびの「えんぎ点」

宝くじの買い日えらびでは、選んだ日に重なる暦注の点を次の表で足し合わせ、手招きボーナス(0〜1点)を加えます。娯楽です。当せんしやすくなるものではありません。

えんぎ点の表
暦注点
天赦日+5
一粒万倍日+3
己巳の日巳の日の点とは重ねない+3
寅の日+2
巳の日+2
甲子の日+2
大安+1
鬼宿日+1
赤口0
三隣亡建築の凶日なので点は動かさない0
仏滅−1
不成就日−3

えんぎ帳の印

トップページを開いた日に、その日の印がつきます。天赦日・己巳の日・甲子の日はめずらしい印、一粒万倍日・寅の日・巳の日・大安は色つきの印、それ以外の日は朱色の「縁」の印です。目的別ページで「わたしの予定日」に登録した日にトップページを開くと、その目的の絵が入った特別な印がつきます。印と予定日はお使いのブラウザの中にだけ保存し、サーバーには送りません。

今日のひとこと

トップページの招き猫のひとことは、その日に重なる暦の組み合わせから、昔からの習わしにちなんだ過ごし方のヒントを選んで出しています。占いではなく、結果を約束するものでもありません。