きっぽうい
吉方位とは
方角にも、よいとされる時期があるんだって。流派で見方がちがうのも覚えておいてね。
吉方位(きっぽうい)は、自分の本命星と、その年・月の九星の盤を見くらべて、よいとされる方角を選ぶ考え方です。引越しや旅行、お参りに出かける方角の目安として使われてきました。
えんぎ帳での見方
流派によって判定が大きく違うので、えんぎ帳では次の方法に決めています。
- 年の盤と月の盤を、中宮の星から 中宮 → 北西 → 西 → 北東 → 南 → 北 → 南西 → 東 → 南東 の順に、ひとつずつ増やして並べます。
- だれにとっても凶とされる方角を除きます。五黄殺(五黄土星がある方角)、暗剣殺(五黄殺の反対)、破(年の盤は歳破、月の盤は月破。その年・月の十二支の反対の方角)です。
- その人だけの凶方位を除きます。本命殺(本命星がある方角)と、本命的殺(本命殺の反対)です。
- 残った方角のうち、本命星と相性のよい星(同じ五行の「比和」、本命星を生む「生気」、本命星が生む「退気」)がある方角を吉とします。
年の盤と月の盤の両方で吉の方角を「おすすめの方角」、月の盤だけで吉の方角を「この月だけなら」として出しています。どちらもない時期は「この時期は遠出をひかえめに」としています。
流派で違う点
- 定位対冲:えんぎ帳では除いていません。除く流派もあります。
- 破の範囲:十二支の30度ではなく、その十二支を含む8方位の方角全体を除いています。
- 月命星・小児殺・天道などの方位神:使っていません。
- 日の盤の吉方位:出していません。
吉方位は、昔からの習わしのひとつとして紹介しています。出かける先や時期は、ご自身の予定と体調を第一に決めてください。
いまの時期の月の盤
10月8日〜11月6日(戌月)の月の盤は、九紫火星が中宮です。年の盤は一白水星が中宮です。
- 北西一白
- 北五黄・五黄殺
- 北東三碧
- 西二黒
- 中央九紫
- 東七赤
- 南西六白
- 南四緑・暗剣殺
- 南東八白・月破
本命星ごとの吉方位(10月8日〜11月6日)
| 本命星 | おすすめの方角 | この月だけなら |
|---|---|---|
| 一白水星 | 北東・南西 | 東 |
| 二黒土星 | 南西 | ― |
| 三碧木星 | ― | 北西 |
| 四緑木星 | ― | 北東・北西 |
| 五黄土星 | 東・南西 | 西 |
| 六白金星 | 東・北西 | 西 |
| 七赤金星 | 北西 | 南西 |
| 八白土星 | 南西 | 東・西 |
| 九紫火星 | 北東・西 | ― |
自分の本命星は、買い日えらびの「方角」で生まれ年を選ぶと出せます(生まれ年は送らず、保存もしません)。その方角にある神社・お寺は方角から探すで見られます。本命星が中宮に入る年(八方塞がり)は九星とはに載せています。
方角の範囲は、真北を基準に、東西南北を30度ずつ、北東・南東・南西・北西を60度ずつとしています。
計算の方式と、検算に使った資料は暦の計算方法にまとめています。